【UFC】柔道五輪金ハリソン、初オクタゴンで圧巻の一本勝ち!元女王ホルムをチョーク葬
WME-IMG 総合格闘技イベント『UFC 300』 2024年4月14日(日・日本時間)米ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ ▼女子バンタム級5分3R ●ホリー・ホルム(米国) 一本 2R1分47秒 ※リアネイキド・チョーク 〇ケイラ・ハリソン(米国) 【フォト】UFC初参戦ハリソン、強烈パウンド、柔道投げ、ホルムを圧倒! ハリソンは12年のロンドン五輪、16年のリオ五輪と2大会連続で金メダル(78kg級)を獲得した柔道家。10年の東京開催の世界選手権でも優勝を飾っており、6段の段位を持つ。18年にMMAに転向し、19年と21年シーズンのPFL女子ライト級を制覇。22年はトーナメント決勝でラリッサ・パチェコに敗れ、キャリア初黒星。昨年はワンマッチ参戦で元UFCアスペン・ラッドに勝利した。通算戦績は16勝1敗(6KO・6一本)。非UFCのスター選手の一人だったが、300回大会に合わせてUFCと契約しオクタゴンデビュー。今回はこれまで戦ってきたライト級から2階級下げての挑戦となる。 対するホルムはボクシング世界3階級制覇のUFC屈指のストライカー。15年11月にロンダ・ラウジーをKOし女子バンタム級王者に。前戦では23年7月にマイラ・ブエノ・シウバにチョークで敗れたが、後にシウバが禁止薬物の陽性反応によりノーコンテストに変更されている。 1R、組みの展開になりハリソンが豪快な払い腰で投げるが、勢いのまま回転してホルムが上を取る。だがハリソンはすぐ立ち上がると今度は四つ組みから倒して上から強烈なパウンド、ヒジを落としていく。足を利かせて距離を取ろうとするホルムだが、ハリソンはホルムをケージに押し付けて何発も強いパウンドを入れる。ホルムは下から組み付いてしのぐ。 2R、ジャブとサイドキックで距離を取るホルムに、ハリソンはハイキックから速いダブルレッグタックル。これをしのがれるとまたも見事な投げでテイクダウン。そして逃げるホルムのバックを取るとパウンドから素早くリアネイキド・チョーク! 完全に体を伸ばされたホルムは逃げられずタップアウト。ハリソンがUFC移籍一戦目で圧倒的な実力を見せ、一本勝利でデビュー戦を飾った。