サニブラウンはロンドン世陸で日本人初の9秒台を出せるのか
「最終的に到達したいのは、世界記録の更新です。そのためには、まだまだ改善していくことはたくさんあるので、まずは小さなゴールをどんどんクリアしていきたいと思っています」 小さなゴールのなかに「9秒台」があり、「ファイナル進出」もある。日本選手権は100m決勝までに、100m2本(前日に予選と準決勝)、200m1本(当日に予選)をこなしているが、世界選手権はゆったりしたスケジュール。準決勝にうまくピークを合わせることができれば、10秒0台前半は射程圏内で、風に恵まれれば、あっさりと9秒台が出てしまうかもしれない。 今大会は人類最速の男、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の“ラストラン“”として世界中から注目を集めている。そのなかで日本人スプリンターがどんな輝きを放つのか。世界を驚かせるような快走を期待したい。 (文責・酒井政人/スポーツライター)