安保理、ガザ停戦決議案を否決 米5回目の拒否権
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会(15カ国)は20日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエル軍とイスラム組織ハマスの双方に即時停戦を求める決議案を否決した。イスラエルを擁護する常任理事国の米国が拒否権を行使した。日本など14カ国は賛成した。 昨年10月の戦闘開始以降、ガザを巡る決議案への米国の拒否権行使は、修正案も含めて5回目。 決議案は、ハマスが拘束する人質の即時解放も要求。採決後、米国のウッド国連次席大使は「人質解放を伴わない無条件での停戦は支持できない」と説明した。