CL王者レアル、公式戦“37試合”ぶりの黒星…リールを相手に最後まで攻撃陣沈黙
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が10月2日に行われ、リール(フランス)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。 CL初戦ではシュトゥットガルト(ドイツ)と激突し、3-1の勝利を飾ったレアル・マドリード。連覇を目指して今大会を戦う昨季の王者は、今シーズン開幕から全公式戦で未だ無敗と好調を維持している。敵地で迎えた今節は、FWヴィニシウス・ジュニオールやMFジュード・ベリンガムなどが先発。FWエンドリッキも加入後初となるスターティングメンバー入りを果たした。 前半は序盤から拮抗した展開に。30分が経過した段階では、予想に反してリールが支配率でレアル・マドリードを上回る。素早いトランジションでも相手を苦しめ、立ち上がりから順調なゲーム運びを見せる。34分にはオフサイドとなったものの、左サイドを抜け出したバンジャマン・アンドレが遠い位置からシュート。ボールはクロスバーに直撃した。 すると、このままハーフタイムかと思われた前半アディショナルタイムにスコアが動く。リールがボックス右角でフリーキックを得ると、エドン・ジェグロヴァの放ったシュートがエドゥアルド・カマヴィンガの手に接触する。オンフィールドレビューを行った主審はPKを宣告。ジョナサン・デイヴィッドが決め切り、リールが先制に成功した。 追いつきたいレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、後半頭にフラン・ガルシア、57分にルカ・モドリッチと負傷明けのキリアン・エンバペを投入。3週間程度の離脱が報じられていたエンバペだったが、約1週間という早期での復帰となった。 86分にはレアル・マドリードが決定機を創出。敵陣左サイドでヴィニシウスがボールを奪い、エンバペとのワンツーからクロスを供給。アルダ・ギュレルが頭で折り返したパスをアントニオ・リュディガーがヘディングで押し込む。しかし、ゴールカバーに入ったティアゴ・サントスがカット。こぼれ球をベリンガムがシュートに持ち込むが、GKリュカ・シュヴァリエが掻き出した。 結局、そのまま試合は1-0で終了。リールが今季CL初勝利を挙げた一方、レアル・マドリードは公式戦37試合ぶりの黒星を喫した。第3節は10月22日から23日にかけて行われ、リールは23日にアウェイでアトレティコ・マドリード(スペイン)と対戦。レアル・マドリードは22日にホームでドルトムント(ドイツ)と対戦する。 【スコア】 リール 1-0 レアル・マドリード 【得点者】 1-0 45+2分 ジョナサン・デイヴィッド(PK/リール)
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