韓国大統領の捜査一本化 検察、高官犯罪庁に移管
【ソウル共同】韓国検察は18日、「非常戒厳」宣言を巡る尹錫悦大統領と李祥敏前行政安全相に対する内乱容疑の捜査を、高官犯罪捜査庁(高捜庁)に移管すると表明した。複数の機関が乗り出し捜査重複などの弊害が指摘されていたが、今後尹氏の捜査は高捜庁や警察でつくる捜査本部に一本化される見通し。 検察は尹氏に対し、21日までの出頭を求めていたが、韓国メディアは捜査移管により再調整となる可能性が高いもようだと報じた。尹氏は高捜庁などの捜査本部が求めた18日の出頭には応じなかった。尹氏側の弁護士は17日、出頭要請への対応について「数日以内に整理して立場を示す」と述べている。