６月に歴代３位の若さで生涯獲得賞金７億円を達成。日米通じて228試合連続出場の記録を持つ″鉄人″は悲願のタイトル獲得なるか

″華麗なる戦い″は後半戦も見どころ満載だ。 今季も残り３ヵ月を切った国内女子プロゴルフツアー。年間女王争いは、６勝の竹田麗央(りお)（21）が一歩抜け出している。だが、ヒロイン候補はまだまだいる。スポーツライターの金明昱(キム・ミョンウ) 氏が解説する。 【大注目！】女子ゴルフツアー後半戦　「ヒロイン」候補たちのスマイルショット…！（写真１４枚） ◆小祝さくら (26) 賞金総額は7億円を突破 ゴルフ界を牽引する″鉄人″ ドライバー 5 パッティング 5 アプローチ 5 コントロール 4 リカバリー 4 ◆竹田麗央(りお) (21) メジャーも制し独走状態 初のタイトルへ視界良好 ドライバー 5 パッティング 5 アプローチ 5 コントロール 5 リカバリー 4 ◆後半戦でどんなドラマが生まれるか 「２勝を挙げ、メルセデスランキング３位につける小祝さくら（26）は安定感バツグン。スイングに磨きがかかり、パーオン率が全選手中３位という優れたコントロールに加え、ドライバーの平均飛距離も過去最高の252ヤード超と絶好調です。 ルーキーの政田夢乃（24）にも注目です。５度目の挑戦でプロテストに合格した苦労人。精度の高いアイアンを武器に、直近５試合で３度のトップ10入りを果たしています。サインを求める長蛇の列は、すでに試合後の名物。人気面でもトッププロに引けを取りません」 ほかにも３勝を挙げ飛躍のシーズンとなった川﨑春花（21）や、黄金世代の一人で、念願の初優勝を挙げた臼井麗香（25）など、有力選手は数多くいる。一方で、苦戦を強いられている実力派にも復調の兆(きざ)しが見え始めた。金氏が続ける。 「ドライバーが安定せず、会見で度々、『調子はよくない』とこぼしてきた原英莉花(えりか)（25）ですが、７月以降は予選落ちなく、トップ10入り４回と調子は上向き。膝の痛みから『オフに十分な練習ができなかった』と出遅れた菅沼菜々（24）にも復調の気配があり、後半戦は期待できます」 残り試合でどんなドラマが生まれるか。 ◆優勝待ったなし！ 飛躍を続ける注目選手たち ◆政田夢乃(ゆめの) (24) 「5度目の正直」でプロの道へ ルーキーイヤーでの快挙達成を目指す ドライバー 3 パッティング 4 アプローチ 4 コントロール 5 リカバリー 4 ◆川﨑春花 (21) 勢いそのままに 2度目のメジャー制覇なるか ドライバー 4 パッティング 4 アプローチ 5 コントロール 4 リカバリー 4 ◆原英莉花(えりか) (25) 復調しつつある″飛ばし屋″が今季初優勝を狙う！ ドライバー 4 パッティング 4 アプローチ 5 コントロール 4 リカバリー3 ◆まだまだいる！後半戦で「台風の目」となる実力派たち ◆安田祐香 (23) キュートな笑顔が表彰台で見られる日は近い！ ドライバー 3 パッティング 4 アプローチ 5 コントロール 4 リカバリー5 ◆尾関彩美悠(あみゆ) (21) 安定感抜群のパットを武器に巻き返しを狙う ドライバー 4 パッティング 5 アプローチ 3 コントロール 5 リカバリー 5 ◆臼井麗香 (25) 初優勝の勢いそのままに″お嬢様″が2勝目を目指す 菅沼菜々 (24) トレードマークのハートポーズで誓う完全復活！ 菅沼菜々 ドライバー 3 パッティング 3 アプローチ 3 コントロール 3 リカバリー5 臼井麗香 ドライバー 4 パッティング 5 アプローチ 3 コントロール 3 リカバリー 4 ◆鶴岡果恋 (25) ドライバー 5 パッティング 3 アプローチ 5 コントロール 3 リカバリー 3 ◆櫻井心那(ここな) (20) ドライバー 5 パッティング 3 アプローチ 3 コントロール 3 リカバリー 4 ◆脇元華 (26) ドライバー 3 パッティング 4 アプローチ 4 コントロール 3 リカバリー 4 ◆河本結(ゆい) (26) ドライバー 3 パッティング 5 アプローチ 3 コントロール 3 リカバリー 5 ◆ルーキーにも期待の選手が粒揃い！ ◆清本美波(みなみ) (19) ドライバー 3 パッティング 3 アプローチ 3 コントロール 4 リカバリー 3 ◆石田可南子 (30) ドライバー 3 パッティング 3 アプローチ 3 コントロール 3 リカバリー 4 『FRIDAY』2024年9月27日・10月4日合併号より