「ドラ1」がまさか…1軍出場なしに終わった元逸材(5)高卒なのにたった3年で
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな注目が集まる。入団時は栄光を掴んだかのようにみえるが、中には期待に応えられず、実力を発揮できないまま球界を去った選手も多くいる。ここでは、一軍出場なしで戦力外通告を受け、NPBを去った2010年以降のドラ1選手を紹介する。
北方悠誠
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/94kg ・生年月日:1994年1月25日 ・経歴:唐津商高 ・ドラフト:2011年ドラフト1位 プロの世界では、剛腕が鳴りを潜めた北方悠誠。制球難に苦しみ、わずか4年でNPBから去る結果になった。 唐津商高時代には、3年夏の甲子園で最速153キロを計測。剛腕投手として注目を集め、2011年ドラフト会議で、横浜ベイスターズから1位指名を受けた。 ルーキーイヤーはファームで6試合に登板し、防御率6.91の成績。高卒2年目には二軍で9試合登板、1勝1セーブ、防御率1.72と前年を上回る好成績を残し、飛躍の兆しを見せた。 自慢の剛速球は最速158キロまで伸びていたが、翌2014年は制球難に苦しみ、一軍デビューは果たせず。同年オフに戦力外通告を受けた。 その後、福岡ソフトバンクホークスと育成契約を締結したが、わずか1年で2度目の戦力外通告。退団後は、ルートインBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスなど、独立リーグの複数球団を渡り歩いた。 2019年には、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はならず。2022年限りで、現役引退を表明した。
ベースボールチャンネル編集部