キャッシュカードの更新持ちかけられ 70代女性、現金50万円だまし取られる 那覇署 沖縄
那覇署は18日、那覇市の70代女性が、役所職員や金融機関職員をかたる人物からキャッシュカードの更新を持ち掛けられ、約50万円をだまし取られる預貯金詐欺が発生したと発表した。発生は17日。 【写真】「詐欺にはひっかからないと思っていた」 被害に遭った20代の公務員男性、その手口とは
署によると17日午前11時ごろ、被害女性の自宅に役所職員をかたる者から「健康保険に関する払い戻しがある」などと電話があった。会話の中で女性のキャッシュカードの期限切れが迫っているとする発言もあったという。 その後、金融機関の職員をかたる者からも電話があり、「キャッシュカードを更新する必要がある。銀行の窓口が混雑して対応できないので、係の者が自宅に向かう」と説明を受けた。 女性は電話口でカードの暗証番号も聞き出され、その後自宅に訪れた金融機関の職員をかたる男にカードを渡した。同日、金融機関で記帳した際に、身に覚えのない出金を確認して詐欺に気付いた。犯人は市内のATMで出金したとみられる。 署は「役所や銀行の職員がカードを預かるようなことは絶対にない。保険料や年金の返還、キャッシュカードが使用不能になるなどの電話があった際は、一度電話を切り、家族や友人、警察に相談してほしい」と呼び掛けている。
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