日経平均、売買材料乏しく一進一退…前日比36.55円安の「38,596.47円」で取引終了【6月21日の国内株式市場概況】
2024年6月21日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。 【画像】「30年間、毎月1ドルずつ」積み立て投資をすると…
6月21日の日経平均株価は、売買材料が乏しいなかで、週末ということもあり方向感に書く展開となりました。日銀の金融政策正常化をめぐる思惑や米景気への懸念、欧州政治リスクなどリスクが好まれにくい環境のなか、信越化学工業〈4063〉やアドバンテスト〈6857〉といったグロース株の一角が売られました。こうしたなか、日経平均株価は前日比36.55円安の38,596.47円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが115銘柄、値下がりが108銘柄、変わらずが2銘柄。 日経平均株価の寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉、アドバンテスト〈6857〉、日東電工〈6988〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ディスコ〈6146〉、NTTデータ〈9613〉、大塚ホールディングス〈4578〉、アステラス製薬〈4503〉となりました。 また、東証プライム市場の売買高は20億4,400万株、売買代金は5兆2,859.07億円となり、前日と比べて増加。 業種別では、海運業、保険業、陸運業、パルプ・紙、証券業などが上昇した一方、倉庫・運輸関連業、電気・ガス業、不動産業、ガラス・土石製品、電気機器などが下落しました。 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がサイボウズ〈4776〉で+306円(+17.05%)の2,101円、2位がユニチカ〈3103〉で+29円(+10.25%)の312円、3位が富士急行〈9010〉で+246円(+8.76%)の3,055円となりました。 一方、値下がり下位は、1位がOrchestra Holdings〈6533〉で-97円(-7.40%)の1,213円、2位がワイエイシイホールディングス〈6298〉で-166円(-6.34%)の2,452円、3位がローツェ〈6323〉で-2,000円(-6.29%)の29,800円で取引を終えました。 なお、年初来高値を更新したのは88銘柄、年初来安値を更新したのは14銘柄でした。
THE GOLD ONLINE編集部