国士舘選手、決意新た センバツ旗授与 「まず1勝」 /東京
<センバツ高校野球> 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高等学校野球連盟主催)に出場する国士舘(世田谷区)で4日、開会式の入場行進で掲げるセンバツ旗の授与式があった。国士舘のセンバツ出場は2年連続10回目。選手たちは鮮やかな赤い旗の重みをかみしめ、本番に向けて全力で戦う決意を新たにした。【川村咲平】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 会場となった国士舘の体育・武道館アリーナには、系列校の国士舘中学校の生徒も含む約800人が出席した。鎌田州真主将(2年)は、校名と校章があしらわれたセンバツ旗を毎日新聞の遠藤拓・とうきょう支局長から受け取った。 遠藤支局長は「日ごろから汗を流し、歯を食いしばって勝ち取ったセンバツの舞台で、他校や先輩の分まで力を振り絞って戦ってほしい」と激励した。 永田昌弘監督は「昨年できなかった(甲子園)1勝に向けて頑張る」とあいさつ。ステージ上の主力選手を1人ずつ紹介した。鎌田主将はセンバツ旗をしっかり握りしめて「どんな形でも勝つことを目指す」と決意表明。在校生たちが、激励のメッセージで埋め尽くされた寄せ書きを選手たちに手渡した。 岩渕公一校長は「学校や東京代表として胸を張り、実力を発揮してほしい」とエールを送った。全国大会への出場を控えた柔道部や剣道部などの合同壮行会も開かれ、会場からは何度も拍手が湧き起こった。 センバツは3月13日に組み合わせ抽選会があり、19日に開幕する。 〔都内版〕