次世代のラグビー日本代表を担う若手選手の発掘。「JAPAN TALENT SQUADプログラム」がスタート
唯一の大学1年生、FL(フランカー)福田大和(帝京大学1年)は「高校とは(レベルが)全然違った。1年生だからは関係なく、できることをしっかりやろうと思った。姫野(和樹)選手は尊敬する選手なので、日の丸をつけるために練習していくだけ。こういったプログラムはラグビーのスキル、フィジカルの部分でも手厚くサポートをしてくれるのでうれしい」と声を弾ませた。
「JAPAN XV」でも活躍したSO伊藤龍之介(明治大学2年)は「日本のトップレベルを求めてくるので応えないといけない。自分の持っているものを大きくして、世界一を目指してこれからやっていかないといけない」と発言。
同じく大活躍だったFB(フルバック)矢崎由高(早稲田大学2年)は「全体ミーティングでもジョーンズHCに、フル代表へのチャンスがあると何度も言ってもらった。早く日本代表の一戦で戦うことは目標だが、U20日本代表の遠征でベストなパフォーマンスを続けていきたい」と意気込んだ。
ジョーンズHCは「日本代表への窓は開いている。私たちは彼らにいくつかのアイデアを与えた。彼らがハードワークするか、いかに彼らがワールドクラスの選手になりたいかというところで、あとは彼ら次第」という言葉で締めた。
今回のプログラムから2027年、2031年のワールドカップの舞台に立つ選手が現れる可能性は十分にあるだろう。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁