粘着テープやドライバー所持 強盗予備疑いの中高生3人 都内から新幹線などで光市入り
山口県光市の民家に強盗に入ろうとしたなどとして関東地方の14~18歳の中高生3人が強盗予備の疑いで逮捕された事件で、3人がマイナスドライバーや粘着テープを所持していたことが山口県警の捜査関係者への取材で分かった。いずれも犯行に使おうとしたとみられる。「金がほしかった」との趣旨の供述をしているという。 捜査関係者によると、それまで面識がなかった3人は東京都内で集まった後、新幹線で山口県に入り、在来線などに乗り換えて光市に移動したとみられる。防犯カメラの映像などから判明したという。 県警は、3人がスマートフォンの秘匿性の高いアプリを通じて指示役らとやりとりをしていたとみており、「匿名・流動型犯罪グループ」や首都圏で相次ぐ強盗事件との関連を捜査している。 3人は千葉県香取郡、自称高校生少年(18)、自称茨城県牛久市、高校生少年(16)、同県龍ケ崎市、中学生少年(14)。共謀し、20日午後8時ごろ光市の30代の建設業男性方で金品を奪う目的で、工具などを携え、敷地外から機会をうかがったとの疑いで、21日に逮捕された。当時、建設業男性は家族と自宅にいたという。
中国新聞社