本殿前に長蛇の列 元善光寺 例年より多くの参拝客 元善光寺【長野県飯田市】
2025年を迎え、長野県飯田下伊那地域の神社仏閣も二年参りや初詣でにぎわった。飯田市座光寺の元善光寺(本多秀道住職)には県内外から大勢の参拝客が訪れ、本殿前に長蛇の列をつくった。同寺によると、三が日で例年より多い約3万8000人が参拝した。 2日午後は青空の下、家族連れら老若男女の参拝者が訪れ、石段下まで行列をつくっていた。参拝者は本殿で願いを込めて手を合わせたり、鐘をついて新年を祝ったり。境内の販売コーナーでは干支の巳をモチーフにしたお守りや破魔矢などの縁起物も人気を集めていた。 同市鼎中平から家族4人で訪れた鼎中学校3年の生徒(15)は「今年は高校受験なので志望校に合格できるように勉強を頑張りたい」、弟で鼎小学校5年の児童(11)は「6年生になるので下級生のお手本になりたい」とそれぞれ新年の抱負を語った。 本多住職は「天気にも恵まれ、多くの方に参拝してもらえた。皆さんにとって幸せな一年になったら」と願っていた。 同寺では1~2月の土、日曜と祝日の午前10時と午後2時に新年祈祷を行う。