【推定個体数は1万2000頭超】北海道の“ヒグマ” 30年前と比べ2.3倍に増加…農作物への被害や人間の生活圏への出没相次ぐ 捕獲強化へ
UHB 北海道文化放送
専門家による検討会が3月25日、札幌市で開かれ、北海道内に生息するヒグマの推定数が30年前と比べて2.3倍に増えていることから、捕獲の強化に乗り出すことが確認されました。
北海道内に生息するヒグマの推定個体数は2022年末の時点で1万2175頭と1990年と比べて2.3倍に増え、絶滅が危惧される水準にはないことが報告されました。 「問題個体だけでなく、潜在的に問題を起こす。個体を含めて捕獲し問題減らしていく」(酪農学園大学 佐藤喜和 教授)
これまでは人間の生活圏への出没や農作物を荒すなどの問題を起こしたヒグマを積極的に捕獲していました。 しかし、個体数が増えていることから被害を減らすことを優先して捕獲の強化に乗り出すことに舵を切ることにしました。
UHB 北海道文化放送
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