【ニンテンドーミュージアム】きょうオープン!チケットはどのように購入する? 施設が建つ『宇治市』は街の活性化に期待「若い世代や家族連れなどの来訪が増えてくるのでは」
10月2日、京都府宇治市に任天堂のミュージアムがオープン。地元では新たな観光拠点として、経済効果への期待の声も上がっています。任天堂のビジネス戦略、そして新施設の誕生による街への影響とは?野村総合研究所の滑健作さんへの取材も含めまとめました。 【写真で見る】ニンテンドーミュージアムってどんな場所?なにがある?
「コイン」で体験展示が楽しめる!
2日にオープンの「ニンテンドーミュージアム」には、体験型の展示があります。例えば、『ザッパー&スコープSP』という展示は、巨大なスクリーンでの射撃体験ができます。『ウルトラマシンSP』は、部屋の中でバッティング体験ができます。来館者は、入館証に1人につき10コインが付与されていて、そのコインで遊ぶことができます(※コインの追加購入は不可)。体験展示は1コイン~4コインで遊べるということです。 ニンテンドーミュージアムのチケット料金は大人3300円(税込み)、中学・高校生2200円(税込み)、小学生1100円(税込み)、未就学児無料。チケットの販売状況ですが、10月分と11月分は先着順販売で、すでに全日売り切れということです。 チケットを購入するには、まずニンテンドーアカウント(作成無料)を作成し、ホームページで抽選に申し込みます。日時指定の予約制で、3か月先の1か月分の抽選枠が公開されます(入館時間は30分ごと)。そして2か月前の1日に抽選が行われます。 抽選に外れても抽選終了後にキャンセルなどで空き枠が発生すれば、先着の販売があるということで、どうしても行きたいという方はホームページを確認するとチャンスが訪れるかもしれません。
任天堂の始まりは「花札」 その90年あまり後にファミコン発売
任天堂の歩みを振り返りますと、1889年に花札の製造を開始しました。これが任天堂の最初の一歩です。1902年、日本初のトランプを製造したのも任天堂だということです。 そして、1970年~1977年、このあたりの時期が任天堂の転機だと野村総合研究所の滑健作さんは指摘します。その1970年に発売したのが、光線銃SP。その後、レーザークレー射撃という“画面に向かって射撃をするゲーム”が登場しますが、その前のヒントとなるような銃のおもちゃです。1977年、家庭用テレビゲーム機を発売。1983年、「ファミリーコンピュータ」を発売し、大ヒットというサクセスストーリーが始まります。 滑さんは、玩具から電子玩具に注力したことで、今の“ゲーム主体の任天堂”に成長していき、その後、家庭用ゲーム機が普及し始めたタイミングでファミリーコンピュータを発売し大成功につながったと見ています。