大谷翔平、アジア選手初の2年連続「ハンク・アーロン賞」…両リーグ受賞は史上初の快挙
米大リーグ機構は14日、各リーグで最も優れた打者に贈られる「ハンク・アーロン賞(最優秀打者)」を発表し、史上初の「50-50(54本塁打、59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平選手(30)が2年連続2度目の受賞に輝いた。両リーグでの受賞は史上初の快挙。大谷は昨年、アジア選手として初めて同賞を獲得した。受賞者は、ファン投票と殿堂入りした元選手らの投票によって決まり、大谷は2021年から4年連続で最終候補入りしていた。 大谷は今季、右肘手術の影響で打者に専念して159試合に出場し、打率3割1分、54本塁打、130打点、59盗塁と圧倒的な成績をマーク。本塁打と打点の2冠を獲得し、大リーグ史上初めて「50-50」を達成した。両リーグでの2年連続本塁打王も史上初で、打点王は日本選手で初めて。打率は首位打者のアラエス(パドレス)に4厘差、59盗塁は1位のデラクルス(レッズ)に8個差でいずれもリーグ2位。その他、OPS1.036、出塁率3割9分、長打率.646、134得点はリーグトップだった。 「ハンク・アーロン賞」は、大リーグ歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロンさんの功績をたたえて1999年に創設された。最多受賞はヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲスの4回。現役選手の複数回受賞はトラウト(エンゼルス)、ハーパー(フィリーズ)、イエリチ(ブルワーズ)、ゴールドシュミット(カージナルス)、スタントン(現ヤンキース)の5人だけ。
中日スポーツ