なぜ獲った? チェルシー、冬の大失敗補強(4)キツすぎる…。マケレレには勝てない…
冬の移籍市場は各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探すチャンスだが、ビッグネーム獲得が必ずしもうまくいくとは限らない。今回はイングランドの名門チェルシーが冬に獲得した選手の中から、失敗例を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)
MF:スコット・パーカー(元イングランド代表) 生年月日:1980年10月13日 在籍期間:2004年1月~2005年6月 チェルシー通算成績:28試合1得点2アシスト 現役時代に7つのクラブを渡り歩いたスコット・パーカーにとって、最も難しい期間を過ごしたのはチェルシーでの1年半かもしれない。 アカデミー時代から過ごしたチャールトンで台頭したパーカーは、2003年11月にイングランド代表に選出されるなど、同国期待の若手選手として注目されていた。そんな逸材は2004年1月にチェルシーへと完全移籍。フランク・ランパードとクロード・マケレレのダブルボランチとポジション争いが期待されての加入だった。 しかし、この不動のコンビの壁はあまりに高かった。中盤で出番が得られないパーカーは本職ではない右のサイドハーフで試合に出場することが増えたが、慣れていないポジションだったため結果を残すことができず。チェルシー加入から半年後の2004年夏にはアリエン・ロッベンが加入したことでサイドでもポジションを失い、在籍2季目の2004/05シーズンはプレミアリーグで4試合しか出番を得ることができなかった。このシーズン終了後にニューカッスルへと放出されている。
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