作新学院が甲子園練習 エース・小川哲平が意気込みを語る「弱気は相手の思うツボ、強気のピッチングをする!」
第96回選抜高等学校野球大会の甲子園練習が13日に阪神甲子園球場でスタートした。 【動画】量も質も伴う1日 名門・作新学院の冬の練習に密着 関東大会優勝、明治神宮大会準優勝の実績を引っ提げて出場する作新学院(栃木)は4番目に登場。シートノックや打撃練習を行った。 最速147キロ右腕のエース・小川 哲平(3年)はブルペンで約25球、マウンドで約15球を投げ込み、甲子園の感触を確かめた。 「今日が1回戦の気持ちで入れ」と小針 崇宏監督から指示を受けた小川は「実際にバッターが立って、観客がいる試合になったらどうなるかをイメージしました」と本番さながらの緊張感で力強いボールを投げていた。 1年ぶりに甲子園に立ったことで、昨年の様々な思い出が蘇ったという。中学時代から速球派右腕として活躍。甲子園デビューに注目が集まったが、右肘のコンディション不良もあり、1試合打者2人の登板に留まった。 「(昨年は)チームに対して何もできなかったので、今年こそはチームの勝利に貢献できるようなピッチングをしたいですし、スコアボードに0を並べ続けられるようにしたいと思います」 この冬は体を絞り、体脂肪率は22%から19%に落とした。筋肉量が増えたことで昨秋からパワーアップした姿を見せてくれるだろう。 22日に行われる予定の1回戦では神村学園(鹿児島)と対戦する。4番の正林 輝大(3年)など昨夏の甲子園4強メンバーが多く残っており、強力打線を武器とするチームだ。 「初球からガンガン振ってくると思うし、1番から9番まで気の抜けない打線だと思います。受け身になったら相手の思うツボだと思うので、こちらからもどんどん強気のピッチングをしてどうかという感じだと思います。自分も神宮大会と関東大会で凄いバッターとやらせてもらったので、自信を持って投げたいと思います」と相手の印象を語った小川。大会注目の好投手対大会屈指の強力打線の対決が楽しみだ。