一番ウマいコンビニの「鮭おにぎり」はどれ? 大手3社の商品を食べ比べてみた!
●空前のおにぎりブームで専門店が注目を浴びているが、コンビニおにぎりも美味! 各チェーンの実力を探るべく「鮭おにぎり」を食べ比べてみた
空前のおにぎりブームを迎えています。このブームの火付役となったのが「おにぎり専門店」の絶大な支持によるものです。しかし、従来から親しまれるコンビニおにぎりも負けないほどの進化を遂げています。 コンビニの「鮭おにぎり」の関連画像 特におにぎりの定番である「鮭」は、コンビニ各社とも、価格違いで複数種が販売されており、それぞれに他社との差別化を図っているようにも見受けられます。こういったことを背景に今回は『ローソン』、『ファミリーマート』、『セブン-イレブン』3社の「鮭おにぎり」を食べ比べ。各社の味わいの違い、実力を探ってみることにしました。
【標準タイプ】パリパリの海苔で巻いた三角の「鮭おにぎり」
まずは、お馴染みの三角の型をした「鮭おにぎり」を食べ比べします。いずれも、フイルムをはがして自分で海苔を包む「コンビニおにぎり」のド定番タイプです。 3社ともに紅鮭を使用し、海苔も国産。ただし、各社の「鮭おにぎり」には表記に微妙な違いがあります。『ローソン』は「有明海産海苔」を銘打っている一方、お米の表記はありません。『ファミリーマート』も同じです。そんな中、お米に関してはセブン-イレブンのみ「国産米」の表記があり「京の米老舗 八代目儀兵衛監修」と記載されていました。
ローソンが最安の税込167円だが、どこが一番うまい!?
次に各チェーンの「鮭おにぎり」の価格を見てみましょう。 ・ローソン「手巻おにぎり 熟成紅鮭」167円(税込) ・ファミリーマート「おむすび手巻 紅しゃけ」180円(税込) ・セブンイレブン「手巻おにぎり 炭火焼熟成紅しゃけ」189円(税込) 価格だけを見ると、『ローソン』が最も安く税込167円。次いで『ファミリーマート』が税込180円、『セブン-イレブン』が税込み189円と続きます。大差ないように思えるものの、日常的に口にする「コンビニおにぎり」なだけに、1円でも安いほうが嬉しいのも正直なところ。『ローソン』の安さはかなり嬉しいです。
というわけでさっそく食べ比べ。まず鮭の身のほぐれ方にそれぞれ違いがありました。『ファミリーマート』が細かめで食べやすく、『ローソン』がほぐし身と身の塊の半々で構成。『セブン-イレブン』がもっとも大きいかたまりの比率が高いと感じました。このことから、食感の楽しさで言うと、『セブン-イレブン』が最強ということになりますが、前述の低価格にして、ほぐし身と身の塊の半々で勝負する『ローソン』のコスパの良さに感激しました。 肝心の味は、各社とも焼いた鮭の風味・旨みはそれぞれしっかりと感じられましたが、ここでもやはり『セブン-イレブン』の「鮭おにぎり」がダントツで美味しく感じました。特に身の大きさや食感と合わせて炭火の香ばしさや鮭の旨みを感じました。 他方、『ローソン』も負けておらず、お米と鮭の塩加減は実に奥ゆかしい味わいでした。また3社の中では最もあっさりと感じた『ファミリーマート』ですが“おかずとよく合うおにぎり”ということでもあります。