川崎、5月反攻だ! FW山田新「チーム全員も優勝を目指している」
J1川崎の鬼木達監督とFW山田新が3日の浦和戦に向け、1日にオンライン取材に応じた。チームは前節の広島戦で3月30日のFC東京戦以来となるゴールが決まったが、2―2で引き分け。4月0勝で終わり16位と沈んでいるが、6試合が予定されている5月反攻で一気に浮上を狙う。 山田は広島戦で一時勝ち越しとなるゴールを決めた。「個人としては勝たせられる試合ではあったので、悔しい思いはありました」と振り返ったが、「ポジティブに引き分けを捉えています」と次につなげる覚悟だ。 チームは4月未勝利のまま終わった。首位のC大阪とは勝ち点で10離れ、降格圏の18位鳥栖とは勝ち点1差。次節で負ければ、他カード次第で降格圏転落のピンチが続いている。 鬼木監督は「やっぱり人間ですので、近い順位のところを見たくなる気持ちも分かります」としつつ「自分たちはそこではなくて、常に一番上を見ながらやっていかなきゃいけない」と強調。「選手にも5月が大事だという話はしています。しっかりとフォーカスしながら全員で突き進んでいきたい」と反攻への意気込みを口にした。 その初戦の相手は浦和だ。山田は「ラインが高いのでそこの背後を狙いたいのもあります。インサイドが守備のとき前に出てくると思うので、そのFWの前のスペースをうまく使って前進していけば」と攻略を思い描いた。 そしてチームに勝利をもたらすFWとして「リーグ全体として突出しているチームもないし、そこまで上と離れてない。チーム全員もまだ優勝を目指している。一気に、ということはないと思う。今は上のチームも足踏みしている。連戦だけれど、一つずつ勝ちを積み上げていくしかない」と誓っていた。
報知新聞社