西武ドラ1・武内、自己ワースト10安打6失点で3敗目…各球団が対策と慣れ? 矢沢氏「10勝到達は難しいかな…」
◆ 高木氏は「今後は高低を気をつけてほしい」と注文 西武は投打が噛み合わず日本ハムに7-8で敗戦。今季5度目の6連敗で、借金は今季ワーストを更新する「41」となった。 新人王を目指すドラフト1位の先発・武内夏暉は3回まで1失点。しかし2点リードの4回、一死一塁で7番のフランミル・レイエスに高めの直球をバックスクリーンへ叩き込まれ同点に追いつかれた。 続く5回は先頭からの連打で無死一、三塁のピンチを招き、3番・郡司裕也の遊ゴロの間に4失点目。なおも一死二塁で4番・清宮幸太郎に今度は低めの直球を右中間席へ運ばれ、いずれもプロ入り自己ワーストとなる10安打6失点でノックアウトされた。 打線は5点を追う7回に1番・源田壮亮が2号2ランを右翼席へ運び3点差。8回は7番・野村大樹の押し出し四球などで2点を返したが、反撃もあと1点及ばず5回6失点の武内は3敗目(7勝)を喫した。 11日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では武内の投球内容にフォーカス。解説者として出演した高木豊氏は「コーナーワークはすごくいい。ただ、ボールの高さを今度から気をつけてほしいなと思う。レイエスは高めが好き。一方で清宮は低めが好き。これが逆だったら、おそらく2本のホームランはなかったと思う。両サイドはできていると思うので、あとは高低の部分」と課題を指摘した。 日本ハム戦は7月27日の前回対戦で7回途中1失点の好投で勝利投手になっていたものの、3度目の対戦となった今回は5回6失点KO。同じく解説者として出演した谷沢健一氏は「ストレートは高めにしても低めにしても角度がある」とドラ1左腕のポテンシャルを評価しつつ、「その角度に日本ハムだけじゃなく他のチームも慣れてきた。ボール自体は素直な回転なので、低めを打った清宮は攻め方なんかも分かってきたと思う。ここから10勝に到達するのは難しいんじゃないかな…」と、低迷するチーム事情もあり2ケタ勝利達成は厳しいとの見立てを示した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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