阪神・才木浩人「球児さんを胴上げできるように」 4年間いっしょにプレーした新指揮官を男にする!
阪神・才木浩人投手(25)が17日、鳴尾浜で練習を再開した。藤川球児新監督(44)とルーキーイヤーから4年間プレーした虎の若きエースは、新指揮官を胴上げすると宣言。「もう一回、いっしょに野球ができるのはすごくうれしい」と共闘を心待ちにした。 虎の若きエースが、藤川新監督の胴上げを宣言だ。この日、才木は3日間の休養が明け、鳴尾浜で再始動。現役時代に〝火の玉ストレート〟を代名詞に輝きを放ったマウンドに、再び主役として押し上げることを誓った。 「なんとか球児さんを胴上げできるように。その輪の中で、ちゃんと自分が中心にいられるように頑張りたい」 今季は開幕からローテを守り、25試合で13勝3敗、防御率1・83と大車輪の活躍。オールスターにはファン投票で初出場し、11月に行われるプレミア12の日本代表に選出されるなど飛躍のシーズンとした。それでも「トータルで見たら良い成績を残せたが、後半は防御率があまり良くなかった。夏場に対応できるようにコンディション面をしっかりやっていきたい」と課題を認識。今オフにさらなる進化を重ね、来季もエースとして腕を振る。 新指揮官とはルーキーイヤーの2017年から4年間、ともにプレー。20年のオフにトミー・ジョン手術を受けた際には、同じ手術を経験していた先輩から治療器具の提供などサポートを受けた。才木は「現役が被っている人が監督をやるのが初めてなんで、なんか変な感じですけど(笑)」とはにかみながら、「技術面でも野球人としてもメンタル的にも色々教わったので、もう一回、いっしょに野球ができるのはすごくうれしい」と目を輝かせた。 5年ぶりの共闘。あの頃とは一味も二味も違う成長した姿で、新指揮官を栄冠に導く。(萩原翔)