藤田琉生（東海大相模）（撮影：太田 裕史）

2024年の第106回全国高校野球選手権大会（阪神甲子園球場）6日目は12日、この日から2回戦に入り、4試合が行われた。 【トーナメント表】夏の甲子園　6日目までの結果一覧 第1試合は、広陵（広島）が熊本工（熊本）に2対1で逆転勝ちを収め、2年連続で初戦を突破した。5回に1点を先制されたが、7回に浜本 遥大外野手（3年）の2点適時打で逆転に成功。先発の髙尾 響投手（3年）が1失点完投勝利でチームに勝利をもたらした。中井監督は監督して歴代7位タイとなる春夏通算甲子園40勝を挙げた。 第2試合は、東海大相模（神奈川）が富山商（富山）を4対0で下し3回戦進出を決めた。先発した藤田 琉生投手（3年）が、7回を投げ毎回の13奪三振無失点と好投。打線では4番の金本 貫汰内野手（2年）が先制打を含む3安打猛打賞の活躍を見せた。8回には柴田 元気内野手（2年）が大会19試合目にして初となる右翼越えへの本塁打を放った。 第3試合は、明徳義塾（高知）が鳥取城北（鳥取）に7対0で勝利した。打線が10安打7得点と効率のいい攻撃を見せると、先発左腕・池崎 安侍朗投手（2年）が9回95球で完封勝利を挙げ、100球以内の完封「マダックス」を達成した。馬淵監督は春夏通算55勝を挙げた。 第4試合は、関東一（東東京）が、北陸（福井）に7対1で逆転勝ち。5年ぶりの夏1勝を収め、センバツではできなかった初戦突破を果たした。0対1で迎えた3回に暴投と犠飛で逆転に成功。4回からリリーフした坂井 遼投手（3年）が最速148キロの速球を武器に、パワフルな投球で北陸打線を6回を3安打に抑え込んだ。 大会7日目の13日は、午前8時から2回戦4試合が行われ、49代表すべてが登場する。