海外生活で「やっぱり日本に帰りたいな」と思うのはどんな時ランキング【日本の凄さを実感】
2022年に子供の留学をきっかけに母子でカナダに引っ越した筆者。海外生活も3年目に入りますが、時々「やっぱり日本に帰りたいな」と思うことがあります。いったいどんな時なのかランキング形式で紹介したいと思います。 【画像】日本に帰りたくなるとき、第3位は?
第1位:怪我をしたとき、病気になったとき
早速ですが、1位から紹介したいと思います。 これは断然、怪我をしたときや病気をしたときです! 今はカナダに住んでいますが、ファミリードクター(かかりつけ医)のいない私たち親子が病院にかかろうと思ったら、行けるクリニックが限られており、診察を受けるまで長時間待たなければなりません。自分の順番が回ってくるまで6、7時間待っていたこともあります。 ちょうど今日は、子供が深めの擦り傷を作ってしまい、周りの人が「縫わなければならないかも」と言うので、念の為と思いクリニックに連れていくことにしました。朝9時に予約して行ったのに、硬い椅子に座ったまま長時間待ち、診察が終わったのはお昼の12時! 結果、縫わずに済んだのですが、擦り傷で3時間(涙)! ファミリードクターがいる人も、専門医にかかりたい場合は、予約して数ヶ月待たなければならないこともあるそう。 さらに、私は学生/就労ビザや永住権を持っていないので、病院にかかりたいときは旅行者と同じくらい費用がかかります(いくら加入している保険でいくらかは返ってくるとはいえ……)。そのため、体調が少し悪いくらいでは病院にかかるのを躊躇してしまうほどです。 それに比べて、日本はすぐに専門医にかかれます。費用も良心的。 長く海外に住んでいる人が、歳を取ったら日本に戻りたいという声を聞くのも納得できます。
第2位:美味しいご飯を食べるのに、高いお金がかかるとき
やはり食事も日本は凄い! 日本を旅行で訪れた友人たちはほとんどの場合、日本を好きになって帰ってくるのですが「こんなに美味しいご飯がこんな値段で食べられた!」も興奮する要素のひとつのようです。 日本は「高くて美味しい」もあるし「安くて美味しい」もある。こちらの希望次第で、選択肢がたくさん用意されているのがありがたい。 たとえば、スーパーのお惣菜売り場。500円程度で買えるお弁当もちゃんと美味しいですよね。でも、カナダはそもそも選択肢自体が少ないうえに、安くてクオリティの高いものはほぼなく、「これが10ドル? だったら買うのをやめておこう」と思ってしまうこともよくあります。 日本はほんとうに食が豊かな国だと実感させられました。
イラスト:Shutterstock 構成・文/高橋香奈子
高橋 香奈子