プロ入りできず“挫折”も…指名漏れを経験した現役選手(6)即戦力だった元レギュラーも
アマチュア時代に圧倒的な成績を残しても、NPBの切符はそう簡単には掴めない。プロ野球の世界で主力級の働きを見せる選手の中にも、一度は夢が叶わなかった経験をしたものが多く存在する。ここでは、ドラフト指名漏れを経てプロ入りを果たした現役選手を紹介したい。
神里和毅(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:179cm/86kg ・生年月日:1994年1月17日 ・経歴:糸満高 - 中央大 - 日本生命 ・ドラフト:2017年ドラフト2位 横浜DeNAベイスターズの神里和毅も、指名漏れを経験した選手の1人だ。 神里は糸満高(沖縄)で同校初の甲子園出場を成し遂げ、中央大に進学した。大学では1年春からレギュラーを掴み取り、ドラフト候補と目されていたものの、無念の指名漏れとなった。 その後は日本生命でプレーを続けると、社会人野球日本代表にも選出され、第28回BFAアジア選手権大会では打点王とベストナインを獲得。その活躍もあり、DeNAからドラフト2位指名を受けてプロ入りを果たした。 ルーキーイヤーから即戦力としての働きを見せると、翌2019年は123試合に出場。規定打席に到達して打率.279をマークし、15盗塁をマークする活躍を見せた。 しかし、2020年からはスタメン出場の機会が減少し、ここ3年は打率1割台と苦しんでいる神里。外野手の競争は厳しいが、生き残るには2019年同様の活躍が必須だろう。
ベースボールチャンネル編集部