高速道路SA初の24時間無人店舗オープンへ、商品読み取りなしで会計可能に
ネクスコ東日本エリアトラクトとTOUCH TO GO(TTG)は10月30日、高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)における店舗の省人化に向けた戦略的パートナーシップを締結した、と発表した。 【画像全2枚】
この提携の第一歩として、11月21日11時に、上信越自動車道 東部湯の丸SA(下り線)に24時間営業の無人店舗をオープンする。
この店舗では、TTGが開発した無人決済システム「TTG-SENSE MICRO W」を導入する。このシステムは、天井のカメラによる人物捕捉と棚のセンサーによる商品認識を組み合わせ、レジでの商品読み取りなしに会計が可能となる。利用者は会員登録や専用アプリなしで、スマートなショッピングを体験できる。
高速道路のSA・PAでも人手不足への対応が課題となっており、従来のスタッフを配置した営業では、利用状況の変動に応じた柔軟な対応や夜間営業の維持・拡大が困難だった。この無人店舗の導入により、人手不足の解消とともに、お客様のニーズに合わせたサービスの可能性が広がることが期待される。
TTG-SENSE MICRO Wは、約15平方mの狭小スペースでも展開可能な省スペース・ローコストの無人決済システムだ。コンビニエンスストアやお土産・雑貨店だけでなく、オフィスや病院、ガソリンスタンド、工場などの共用部・休憩室でも利用可能で、事業者と利用者の双方に利便性を提供する新たなソリューションとなっている。
ネクスコ東日本エリアトラクトとTTGは、この業務提携を通じて、従来の有人店舗では困難だった営業形態を可能にし、顧客サービスの向上と地域社会への貢献を目指している。
レスポンス 森脇稔