王貞治会長、長期低迷から常勝軍団に変貌のソフトバンクの秘密…選手に伝えた「話術」明かす
元NHKでフリーの有働由美子アナウンサーがキャスターを務めるテレビ朝日系ニュースエンターテインメント番組「有働Times(タイムズ)年末SP」(日曜・午後8時56分)が29日、放送された。 この日の番組で、有働アナはソフトバンクの王貞治球団会長に単独インタビュー。 有働アナに17年連続Bクラスと低迷していた時期には自身も卵を投げつけられる屈辱を味わったソフトバンクを「どう常勝チームに変えたんですか?」と聞かれた王会長。 「選手たちも(低迷が)悔しいんですよ。でも、悔しさをすぐ忘れちゃうんですね。だから、悔しさを意識させる。なんのためにやるかと言ったら、勝つためにやるんだと言うね。ファンの人も勝った時が一番喜んでくれるわけですよ」と話した上で「勝てないと、あれだけファンの人に怒られて、僕もだいぶやられましたけど、やっぱり、それだけ勝ってほしいというファンの人の気持ちなんだってことを選手たちには言って。ああいう人たちに喜んでもらおうって言うのを言い続けましたね」と話した。 その上で「(選手に)ダメだとは一切言わない。『君たちにもできる』って言い続けました。まず結果を出すためには選手をその気にさせるということで指導する人も選手をその気にさせる言葉というね。コーチは話術だと僕は思ってます。コーチだけじゃなく、大人には話術が必要だと思います」と真剣な表情で続けていた。
報知新聞社