お洒落の源はやっぱりココ! 2024年秋冬ピッティコレクション、注目は……
LEON編集部員が今回も潜入取材! ファッションの祭典「ピッティ・イマージネ・ウオモ」で披露された最新のお洒落ヒントをレポートします。まずは注目すべきコレクションからスタート! 【スナップ実例】 お洒落なイタリアオヤジの最新コーデとは?
今季のピッティ・ウォモは、素材と色に再フォーカス!
素材の魅力をどのようにして最大限に引き出すか。そこから色を取り合わせ、美しく盛りつけることで視覚的にも楽しませてくれるのが、現代イタリア料理のアイデンティティ。そんな傾向が、105回目となるファッションの祭典「ピッティ・イマージネ・ウオモ(以下ピッティ)」で見られました。
◆ Collection 【01】 トッド スナイダー
NY発のブランド「トッド スナイダー」がピッティに初参戦。ブリティッシュドレープを現代的に解釈し、ゆったりしたコートやスーツのリラックスしたコーディネートを披露。それらをワントーンで合わせ、生地の風合いや色味をエレガントに引き立てていました
いまなお、ピッティを牽引する「ブルネロ クチネリ」「ヘルノ」「サルトリオ」などのラグジュアリーブランドは、カシミア、ウール、レザーなどの上質な天然素材を、色やパターンでシンプルに美しく引き出したスタイルを改めて提案。さらには、ゲストデザイナーとして招待された多くのショールックが『素材』と『色』をキーとしていました。 また、来季の新作アイテムと呼応するように、ピッティに来場した洒落者たちも素材と色で、新鮮かつエレガントに魅せるコーディネート術で会場内をお洒落に闊歩。というわけで、今回のピッティリポートは“素材と色”にフォーカスしてお届けします。
◆ Collection 【02】 マリアーノ
「キートン」や「ボルサリーノ」といったイタリア老舗ブランドとのコラボによるコレクションを展開したのが、イタリアの新進気鋭ブランド「マリアーノ」。クラシックなモノづくりを活かしつつ男性服の硬さと、女性服の柔らかさを色、素材、シルエットで見事、表現。
◆ Collection 【03】 エス・エス・デイリー
制度化された英国の格式と、それから解放されるリラックス感のバランスを探求した「S.S.デイリー」。コーデュロイやトレンチなど、英国らしい要素をちりばめつつ、明るい素材や色使いで、イタリアらしい陽気さが加わったスタイルへ。