豊洲の地図を“年代別”に比較したら…… 築地市場移転などで注目を集める場所の“意外な歴史”が勉強になる
2009年
ちょっと見ない間に高いビルが増えました。1丁目の豊洲ONビル、3丁目の豊洲センタービルなど、いまも現役の大きな建物が見えます。 また、当時はすでに築地から豊洲に市場が移ることが決定していたため、6丁目にあったかつての工業街は空き地が目立つようになりました。
2019年
前年の2018年に豊洲市場がオープン。写真でも、6丁目エリアに市場の建物がくっきり見えます。このあたりには、よく見るとかつてなかった道も整備されています。すっかり現在の豊洲の姿になりました。 なお、2023年には豊洲・日本橋間で舟旅通勤のルートが整備され、水辺のにぎわいの新たなかたちが模索され続けています。
参考文献
・地理院地図(電子国土Web) ・豊洲2・3丁目まちづくり協議会「歴史」 ・三井住友トラスト不動産「豊洲の歴史」 ・IHI「沿革・あゆみ」 ・セブン-イレブン・ジャパン50周年記念サイトより「1973-1979黎明期」 ・東京都報道発表資料「日本橋~豊洲航路の運航が始まります!」
文:近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。これまでに、『高校生クイズ』『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』等のテレビ番組の他、各種メディア・イベントなどに問題を提供する。2023年、「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。著書に『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)など。
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