過去最高成績目指し練習重ねる

全国大会に出場する生徒たち（慶進中・高で）

　8月10～12日に千葉大で開かれる第29回全国中学・高校ディベート選手権（ディベート甲子園）に、慶進中・高のチームが出場する。中学は5大会連続、高校は7大会連続でともに8回目。同校の過去最高成績となる中学8強、高校16強を上回ろうと、大会に向け準備を重ねている。 　中・四国地区予選は14、15の両日、岡山県赤磐市で開かれた。5年ぶりに対面での開催で、中学は6校、高校は7校が出場。慶進は中学は優勝、高校は2位となり、全国大会の切符を手にした。 　ディベート甲子園は、設定された論題に対し、対戦チームが肯定側、否定側に分かれ、それぞれが立論、質疑、第1反論、第2反論の4ステージで議論を重ねる。審判がメリットが大きいと判断すれば肯定側、デメリットが大きければ否定側に投票し、多数の投票を得たチームが勝利する。 　今年の論題は地区予選、全国選手権ともに、中学が「日本は国政選挙においてインターネット投票を導入すべきである。是か非か」、高校は「日本は内閣による衆議院の解散権を制限すべきである。是か非か」。生徒たちは、関連する論文などを読み込み、肯定、否定の両方の主張について準備し大会に臨んだ。 　中学の部でベストディベーター賞を受けた伊藤万汐さん（3年）は「個人賞はまさかだったが、優勝はみんなで準備して出せた成果」と喜んだ。高校の部で立論を担当した池内琴美さん（1年）は「昨年、中学の部で敗れた岡山白陵に再び負けたのは悔しいが、スピーチ力を高め、全国大会では8強入りを目指す」と意気込んでいる。 　メンバーは次の通り。（敬称略） 　▽中学＝伊藤万汐（3年）伊藤璃音（同）浦山嵩仁（同）田中優香（同）中野絢太（同）藤本結衣（同）前田実黎（同）宮崎栞歩（同）▽高校＝池内琴美（1年）河野由依（同）福元太智（同）西川直人（同）松永香南実（同）森藤悠月（同）山中優（同）