「結婚とか恋愛とかなった時、弟のことどう思うのかな?みっくんも認めてほしい」金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」に自閉症の弟(43)の絵が採用された兄(50)の期待
そんな信介さんの気持ちが変化したのは就職後のことでした。 太田信介さん「管理職をしてて凄いプレッシャーの中家に帰ってきた時に、なんか弟の絵を通じて『ちっちゃい事気にしなくて良いよ』って言ってるような気がしたんですね。自然と涙が出た時に『あ、弟の絵ってこう言う風な感情をさせるんだな』ということが初めて分かって、いずれ一緒に起業しようって決めました」 ■ドラマ初回放送日「おっ、一番良い絵が・・・」 結婚後、実家を出た信介さんですが、ドラマ放送の初回の日は実家で過ごし、宏介さんの絵が登場する瞬間を見守りました。 兄・太田信介さん「おっ。一番良い絵がね、冒頭に出てきて・・・」 坂東龍汰さん演じる美路人の部屋に飾られた、弟・宏介さんの絵画が登場。 石川恵子ディレクター「宏介さん。」 太田宏介さん「はい」 石川恵子ディレクター「自分の絵がドラマに出ました」 太田宏介さん「ハイ、ありがとうございます」 更に開始から8分。 兄・太田信介さん「おー!ふふふ。かいたね」 太田宏介さん「はい」 美路人の勤務先でのシーンに、宏介さんがドラマのために描きおろした「ライオンの親子」が登場しました。 石川恵子ディレクター「一番どこが好きですか?」 太田宏介さん「ん-これです。」 石川恵子ディレクター「たてがみ?」 太田宏介さん「はい」 石川恵子ディレクター「絵の構図はどなたが考えられるんですか?」 兄・太田信介さん「これ、宏介考えました。TBSさんからは『ライオンの親子を描いてください』だけしか言われなかったです。だからあとは自由に…という感じだったです。出来上がってみられたとき、大絶賛でした」 ■ドラマの主人公2人 自分たち兄弟とそっくりなところも 障がいある弟と暮らす兄の物語「ライオンの隠れ家」では、自閉スペクトラム症ならではの行動も随所に描かれています。 兄の信介さんは、自分たち兄弟と重なるところがあると話します。 太田信介さん「あーありますね。お兄さんが遅刻したら、ね、それをずっと時計をね、何回も言ってたりとか、もうそういうのはそっくりです。」
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