N.ハリ、オーラリーetc.シンプル好きに教えたい“グッドシルエット”なスウェット集!
スウェットを選ぶ際に重視したいのがシルエットだ。それ次第で洒落て見えるか否かがかかっている。 ▶︎すべての写真を見る そこで、シルエットが評判のスウェットを作るデザイナーに聞きました。「シルエットがいいワケ、教えてください」。
「本家にリスペクトを捧げながら、新たな価値を加えました」
古着屋勤めのキャリアもある尾花さん。数多くのヴィンテージスウェットコレクションを所有するだけあってディテールやシルエットへの思いは強い。 チャンピオンとのコラボレーションによる「ニューウィーブ」プロジェクト第5弾となる本作は、彼の豊富な見識に基づいたもの。
「リバースウィーブ特有の横使いした生地から生まれる伸縮性を利用しながら、独特の立体感をパターンで表現しました」と、本家をリスペクトした形で、身幅とアームホールが広いこのデザインに。
「フードの付け根を首元のリブに挟み込んだ“バインダー挟み”は、リバースウィーブのフーディ誕生初期に存在した仕様。また、ボディのセンターにシームを入れ、背面にもスプリットヨークを備えているのもアーカイブからの着想です」と、オフィシャルコラボらしく、往年の名品に尾花流の新たな価値観を加えた。 「どんなボトムスとも相性がいいですし、同シリーズとのセットアップも格好いい」と着こなし術も教えてくれた。
「王道を着想源に素材感で違いを見せる自信作」
ブランドでも定番的に継続されている本作の着想源は、スウェットシャツの基本ともいえるリバースウィーブ。素材の開発を糸から始めることでも知られるオーラリーらしい素材感と、それを活かした美麗なシルエットが堪能できる。
岩井さん曰く「上品だけどリラックス感のある、ほどほどのゆとりを追求。超長綿の極細番手糸を稀少な編み機で超ハイゲージに編み立てました」。 上質素材で実現したこちらは、スウェット生地の横使いや脇腹のリブなど、オリジナルの仕様を引用しながらも、どこから見てもオーラリーらしい仕上がりに。 「特殊な洗い加工による軽やかで弾力ある生地感が心地いい。Tシャツのように何にでも合わせられます」と言うコメントのとおり、シーズン問わずに気軽に着こなしていきたい。 「上品なムードを踏襲してきれいなスラックスに合わせたい」というのが岩井さんの見解だ。