元F1ドライバーのバトルが「エゲツない」 ライバルを押し出す“強引”オーバーテイク「あんなに寄せない」解説者も苦笑
【スーパーフォーミュラ】第7戦(決勝・10月13日/富士スピードウェイ) 日本のみならず世界から才能あるドライバーが集まってくる国内最高峰のレース。 【映像】F1仕込み?強引オーバーテイクの瞬間 今年は、F2で年間ランキング4位となった岩佐歩夢(TEAM MUGEN)のほか、第5戦からは元レッドブルF1のニック・デ・フリースがITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車から参戦している。第7戦では、世界で戦ってきたニックのアグレッシブなオーバーテイクに注目が集まった。 29周目、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)が山下健太(KONDO RACING)をオーバーテイクして8番手に上がると、さらにその後方にいたニックも山下を捕えようと試みる。 ニックは、31周目にホームストレート上で一時的にエンジン出力を上げるオーバーテイクシステム(OTS)を使用し、山下の背後に迫ると、ピットウォールすれすれまでマシンを寄せて1コーナーのイン側を押さえた。そのまま両車は横並びとなったが、ニックが2コーナーをアウト側いっぱいまで使ってコーナリングしたため、山下と軽く接触。山下は、そのままコース外へと追いやられる形となった。 ニックのこの行為について、山下にスペースを残さなかったとして、レース後に5秒加算のペナルティが課せられた。 ニックのアグレッシブなオーバーテイクを見て、ABEMAの解説者である中山雄一は、「ニック・デ・フリース選手のバトルの強さと言うかですね、エゲツなさと言うかですね、日本人同士だったらもうちょっと山下選手に対してコースいっぱいあんなに寄せないでちょっと残したりするんですけど、そんなのお構いなしで弾き飛ばすような感じだったんで、F1ドライバーらしいというか……」と、苦笑いながらコメントした。 (ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)
ABEMA TIMES編集部