板金や造園...熟練の職人技を間近で 26、27日に福井でフェスタ
熟練した職人技の魅力を発信する「ものづくりフェスタ」が10月26、27日、福井県福井市のハピリンで開かれる。全国技能士会連合会(全技連)が認定する県内の「マイスター」10人が、銅板による折り鶴作りの実演や多彩な体験コーナーで、ものづくりの楽しさを伝える。 建築板金や造園などさまざまな分野で職人が減少する中、目にする機会の少ない技術を紹介し、伝承につなげようと市が企画した。マイスターは20年以上の実務経験と優れた技能を持ち、後進の育成などにも熱心な技能士が認定される。 和服仕立て、表装、建築大工などのマイスターが参加。造園技術を応用した小さな庭園づくり、クロス張り、飾り包丁などが目の前で見られる。体験ブースでは、苔(こけ)玉や越前和紙のミニびょうぶ作りなどを指導を受けながら楽しめる。 両日とも午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせは市しごと支援課=電話0776(20)5321。