【翔べ!カイロス!】同じ轍は踏まない!今回は警戒船を増やして・・・民間ロケットきょう13日打ち上げ予定
ロケット発射場付近の海上警戒区域に船が残っていたことで、きょう13日に延期となった民間ロケット「カイロス」の打ち上げ。今回は警戒区域に警戒船の数を前回よりも増やして対応するということです。 「カイロス」については和歌山県串本町にある発射場で9日、国内で初めて衛星を搭載した民間のロケットとして打ち上げられる予定でしたが、「事前に周知していた海上での警戒区域に、打ち上げの10分前になっても船舶が残留するという状況に」「打ち上げ時間に船舶を制限エリアから出す見通しが立たなかった」として延期されていました。ロケット自体には問題はなかったとみられます。 海上警戒区域は、ロケットの発射に伴う落下物の危険性を考慮して設定されるものですが、田辺海上保安部によりますと、警戒区域に入ろうとしたり、留まろうとする人がいても、法的な根拠がないため強制的な排除や逮捕などはできないということです。 打ち上げはきょう13日午前11時01分12秒とスペースワン社が発表していますが、関係者によりますと前回よりも警戒船の数を増やし、16隻ほどを配備するということです。また、警戒区域も広げ、警戒の開始時間も早めます。 ロケットは、全長約18メートルで小型衛星が搭載され、高度500キロの軌道への投入に成功すれば、民間では国内初となります。
ABCテレビ