日本インカレ男子1500m決勝に出場した高村比呂飛

陸上・日本学生対校選手権第2日（20日、神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu）男子1500メートル決勝は日体大の高村比呂飛（4年）が3分44秒11で制した。立大の青木龍翔（2年）が2位、広島経済大の東秀太（3年）が3位。高村は残り200メートル付近でスパートをかけて勝利をつかみ、「素直に嬉しい。レース中はずっと1200くらいまで余裕があった」と喜んだ。 これまで中距離で活躍してきた高村だが、今季は駅伝での出走も目指す。夏合宿は前半は駅伝チームとともに距離を踏み、後半は今大会に向けて中距離ブロックで調整。まずは11月の全日本大学駅伝を目標にしているといい、駅伝チームと練習していた期間は一日30キロ以上の距離走にも取り組んできた。 福井・敦賀気比高2年時の全国高校駅伝ではアンカーをつとめた。その時のチームメイトには青学大の主将の田中悠登（4年）や城西大のエース格の斉藤将也（3年）らがいる。青学大の田中とは大学が近いことから食事に行く仲だといい、「どういう練習したら速くなれるとか聞いてアドバイスをもらっている。（駅伝挑戦に向けて）お前ならできるよと声をかけてもらって、一緒にレースを走れるといいねと話した」と高村。「彼は（卒業後）アナウンサーになるといっていて競技を続けない。一緒に走れる最後の機会なので、しっかり調子を上げて一緒のレースを走りたい」と熱い思いを語った。