卵アレルギーの園児に鶏卵使った洋菓子、成分表の確認怠り事故…腹痛訴え抗アレルギー薬飲ませる
新潟県上越市の総合福祉サービス会社「リボーン」は18日、運営する市内の認定こども園で、卵アレルギーのある園児に誤って鶏卵を使った洋菓子を提供する食物アレルギー事故があったと発表した。
同社によると、園児は12日午後3時50分頃、園がおやつとして出したカスタードタルトを食べ、約1時間後に腹痛を訴えた。園は保護者に連絡した後、園で勤務する看護師が保護者から預かっていた抗アレルギー薬を園児に飲ませた。
園児は13日にかかりつけの専門医を受診し、現在アレルギー症状は治まっているが、微熱があり、園を欠席しているという。同社は、園の担当者が成分表を十分に確認しなかったことなどが原因としている。
同市では昨年9月、市立小学校で給食の誤食によるアレルギー事故が起きている。中川幹太市長は18日、「安心して子どもを預けることができるよう、公立私立一体となって再発防止に向けた対策を徹底していきたい」とのコメントを出した。