ヤンキース・スタントン、「複数回のPS4試合連続アーチ」はメジャー史上初 「PS7.9打数に1本」の本塁打率はベーブ・ルース抜く球団記録
◇25日(日本時間26日) MLBワールドシリーズ第1戦 ドジャース6―3ヤンキース(ロサンゼルス) ヤンキースは敵地のワールドシリーズ(WS)第1戦でドジャースに延長10回の末3―6で逆転サヨナラ負け。黒星スタートとなった。 ヤンキースの指名打者、ジャンカルロ・スタントン(34)は1点を追う6回、相手先発フラハティの内角低め、見逃せばボール球という128キロの宝刀ナックルカーブを超アッパー軌道の『ゴルフスイング』。打球は左翼ポール際に飛び込む飛距離126メートルの逆転2ランとなった。大リーグ公式によれば、初速116・6マイル(約188キロ)は詳細なデータ収集が可能になった2015年以降でWS史上最速。 これでスタントンは今ポストシーズン(PS)4試合連続アーチ。20年のPSは5戦連発を記録しており、「複数回のPS4試合連続アーチ」はメジャー史上初。また、「単一PSで6本塁打」はヤンキース史上最多タイ。20年のPSも6発を放っているため、「複数回の単一PS6本塁打」も球団史上初、メジャー史上3人目だった。他の2人はコリー・シーガー(現レンジャーズ)とネルソン・クルーズ(元レンジャーズ)。 また、PS通算17号は、ヤンキース歴代3位の『史上最強スイッチヒッター』ミッキー・マントルの同18本に王手。ちなみに同最多はバーニー・ウィリアムズ(22本)、2位はデレク・ジーター(20本)。5位はベーブ・ルースとアーロン・ジャッジが15本で並んでいる。 本塁打率になれば、スタントンの「PS7・9打数に1本(135打数で17本)」はこれらのメンバーでトップだ。スタントンに続くのはルース(8・6打数)で、この2人だけが1桁と異次元。以下はマントル(12・8打数)、ジャッジ(13・8打数)、ウィリアムズ(21・1打数)、ジーター(32・5打数)となっている。 ドジャースはフレディ・フリーマン一塁手(35)が1点を追う10回2死満塁で、WS史上初の逆転サヨナラ満塁弾。大谷翔平選手(30)は8回に右翼フェンス直撃の二塁打から同点のホームを踏むなど5打数1安打、1三振だった。
中日スポーツ