時給1000円超、16都道府県に 最低賃金出そろう
今年度に改定される都道府県ごとの最低賃金が8月29日までに出そろった。全国の加重平均は51円増の1055円。時給が1000円を上回る都道府県は改定前の倍に増え16都道府県になった。 厚生労働省の中央最低賃金審議会は7月、全国平均の最低賃金の目安を時給で50円引き上げるよう答申した。これを受け、地方の最低賃金審議会が審議していた。 最低賃金が最も高いのは東京(1163円)で、神奈川(1162円)、大阪(1114円)と続いた。最も低いのは秋田(951円)。岩手、高知、熊本、宮崎、沖縄の5県が952円で続いている。 今回、時給1000円超えは北海道や栃木、岐阜、広島など16都道府県になった。 新たな最低賃金は10月以降、順次適用される。