15年以上“未解決”の2つの事件 別の事件で服役中の男が関与ほのめかす
日テレNEWS NNN
15年以上、未解決のままだった2つの事件に動きがありました。兵庫県で小学生の女の子2人が相次いで襲われた事件について、関与をほのめかす男が現れました。 ◇ 15年以上前の2つの「未解決事件」が進展か─。
2007年、兵庫県加古川市で、小学生だった鵜瀬柚希さん(当時7)は自宅の前で何者かに殺害されました。警察によると、刃物で左胸と腹の2か所を刺されていたといいます。 今も犯人の逮捕には至っていない未解決事件です。
鵜瀬柚希さんの母 「柚希の命を奪った犯人が見つからないまま、17年も経ってしまいました。柚希はまだ小学2年生で、たった8年しか生きられませんでした。あの子の命を奪った犯人を何があろうと許せません」 事件から17年以上がたちましたが、6日、新たな局面を迎えました。事件への関与をほのめかす男が現れたのです。それは別の事件で服役中の45歳の受刑者。2004年、岡山県津山市で小学生の女の子を殺害したとして、無期懲役の判決が確定した男です。 逮捕後の調べでは、面識のない女の子を偶然見かけて、「かわいいと思った」と供述。当時、下校途中だった女児の後をつけて家に侵入し、犯行に及んだということです。
津山市で女児を殺害し、加古川市の事件にも関与をほのめかしたという男。捜査関係者によると、別の「未解決事件」への関与も認めているというのです。 読売テレビ・木村智子記者(兵庫県たつの市、6日) 「この場所で、当時小学校4年生の女子児童が刃物を持った男に刺された未解決事件。18年の時を経て、捜査が新たな局面を迎えました」
兵庫県たつの市で2006年に、当時小学4年生の女子児童が男に胸を刺されて重傷を負った殺人未遂事件。警察は付近の防犯カメラに映った男の映像を公開し、行方を追っていましたが、こちらも18年以上、未解決のままです。 兵庫県警は、男が事件への関与を認めたこと、そして、防犯カメラに映った男の特徴とも一致することから、7日に逮捕する方針を固めました。 警察は加古川の事件についても、慎重に裏付け捜査を進める方針です。