盗撮の教員を懲戒処分　さいたま市教委、免職と停職

　さいたま市教育委員会は18日、勤務先の市立高校の合宿棟脱衣所で複数の女子生徒らを盗撮したとして建造物侵入と性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで今年8月26日に埼玉県警大宮署に逮捕された男性教諭（36）を免職の懲戒処分にしたと発表した。 盗撮した高校教諭の写真　警官の隣に座って、両手で顔を覆った状態　カメラに囲まれ、フラッシュ浴びる

　市教委高校教育課によると、元教諭は8月17日午後3時50分ごろ、同校合宿棟の女子浴場脱衣所に侵入し、小型カメラを設置して、午後10時15分ごろから約1時間の間に、部活動の合宿中の女子生徒4人を撮影した。勾留中の元教諭は「ストレスから判断力、思考力が低下し欲望が抑えられなかった」と容疑を認めているという。 　また、同じく盗撮による県迷惑行為防止条例違反で逮捕された市立小学校の男性教諭（30）を停職3カ月の懲戒処分にした。退職の意向を示しているという。 　市教委教職員人事課によると、男性教諭は6月7日午後9時半ごろ、草加市の東武スカイツリーライン新田駅ホームで、女性のキュロットスカート内にスマートフォンを差し入れ撮影した疑いで逮捕され、罰金30万円の略式命令を受けた。