矢吹奈子「自分の新しい一面を見せられた」――「素晴らしき哉、先生!」キャストインタビュー
――監督には萌子役で選ばれた理由は聞きましたか? 「そういえば聞いていなかったです! 気になるので、今度聞いてみます(笑)。生徒役のキャストの子たちには、『見た目はギャルっぽい』と言われて、自分ではそう思ったことがなかったので驚きました(笑)。座り方やしぐさも工夫していたので、余計にそう見えたのかもしれません」 ――今回役作りはどのようにされましたか? 「萌子はギャルではあるものの、“典型的なギャル”とは少し違うなと思い、あえてほかの作品などは参考にせず、台本に基づいて自分なりに考えて役作りを進めました」 ――事前に役を準備していって、現場でイメージが変わったところはありましたか? 「多々ありました。後半のシリアスなシーンでは、少しトーンを落として演じてみたのですが、監督からは『萌子はこの場でもいつも通り話すと思う』と言われて。シーンの雰囲気に合わせるだけでなく、“このキャラならどう演じるか”と考えることを学べました。準備してきたイメージと違っても、柔軟に対応できるように心掛けています」
――演技の道に進みたいと思ったのはどんなタイミングでしたか? 「韓国でのアイドル活動から帰国後、念願かなって学園ドラマに出演する機会があり、年齢が近い方々の演技を間近で見て刺激を受けて、演技を続けていきたいと思いました。アイドル活動は完成されたものを出すことが多い中、ドラマの現場では、その場で作品が形作られていくところが難しさでもあり、面白さだと思います。頑張りたいと思う場所に出会えてうれしいです」 ――難しかったシーンはありましたか? 「怒りを爆発させるシーンがあり、普段は全く怒らないので、私にできるかなと緊張していました。ですが、現場では感情を湧き上がらせて演じることができ、自分の新しい一面を見せられたと思います」
――今後やってみたい役柄はありますか? 「この質問を聞かれるたびに違う回答をしている気がします(笑)。やってみたい役はたくさんありますが、看護師役や、これまで明るい性格の役が多かったので、おとなしいキャラクターにも挑戦してみたいです」