ノックを受ける宗山（撮影・早浪章弘）

　ソフトバンクが24日のドラフト会議で明大の宗山塁内野手（21）＝広島・広陵高＝を1位指名することが23日、分かった。球団では2019年以来5年ぶりに事前に公表しなかったが、競合必至でアマ球界ナンバーワン遊撃手の指名を決めた。 ■ソフトバンクの過去10年の1位指名一覧【写真】 　前日会議後に取材に応じた永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長（49）は「公表はせずということで明日のお楽しみにしてください」と説明。今年は他球団も公表を避ける傾向の中、意中の選手を明かさない戦略だ。その上で「一番高く評価した選手を指名するというところで最後は決まりました」と話した。 　3月の欧州代表との強化試合で侍ジャパンのトップチームにも選出された宗山には、今年33歳になった今宮の後継としての期待も大きい。永井部長は「当然、高く評価している。確実に遊撃を守れるという評価はスカウトの中で一致している」と説明した。 　競合となれば小久保監督がくじ引きの予定。外れ1位候補では地元・福岡大大濠高の柴田獅子投手もリストアップされたもよう。全体の指名については「ちょっと絞り込んだ形にはなった」と話しており、少数精鋭型のドラフトになりそうだ。