【バレー】パリで戦うビーチバレーボール女子日本代表の妻へ長谷川徳海がエール「とにかく楽しみきってほしい」
ビーチバレーボール界きっての“ペア”。長谷川徳海・長谷川暁子は2013年に結婚
パリオリンピックのビーチバレーボール競技に臨む女子日本代表の長谷川暁子(NTTコムウェア)/石井美樹(湘南RIGASSOビーチバレーボールクラブ)組。そのペアの一人、長谷川の活躍を最も近くから願うのが夫で自身もプレーヤーである長谷川徳海さん(ハウスコム)だ。 【画像】エッフェル塔を臨むビーチバレーボールの特設会場を紹介する長谷川曉子選手のSNS投稿 女子日本代表としては2008年北京大会以来となる自力でのオリンピック出場権を決め、パリ大会に派遣された長谷川/石井組。出場権獲得プロセスの最後の関門、「2024コンチネンタルカップ パリオリンピックアジア大陸予選 第3フェーズ」(以下、コンチネンタルカップ)を制して、アジア代表枠をつかみとった。 その決勝は、中国との対戦に。勝ったほうがオリンピックの切符をつかめるゴーデンマッチは最終第3セット、ジュースの末に最後は長谷川のブロックシャットで締めくくられた。石井はその場で崩れ落ち、長谷川が笑顔で寄り添う。その様子をネット配信の画面越しに眺めながら、喜ぶ一人のビーチバレーボールプレーヤーがいた。 「最後は僕が教えたブロックだな、と思いました(笑)」 ジョークをまじえて、その瞬間の胸の内を明かしてくれたのは長谷川徳海さん。ビーチバレーボールの競技歴は20年近くに及ぶベテラン選手で、“ブロックモンスター”の愛称で親しまれる。そう言いたくなるのも、当然かもしれない。 2人は2013年に結婚、それまでインドアで活躍してきた旧姓・内田暁子はそのあとビーチバレーボールに転向したという背景がある。夫・徳海さんが喜んだのはオリンピック出場の夢をかなえたことはもちろん、今に至るまで競技を続けてきたことだった。 「インドアからビーチバレーボールに転向すると、3、4年ほどのオリンピックのスパンで競技をやめてしまうケースが多いんです。でも、彼女や石井選手は10年近く続けている。ビーチバレーボールが好きなんだろうな、と感じました」