「ポスト水卜がいない」各局が次期エース養成に苦戦する中でフジテレビだけに見えそうな〝明るい未来〟
日本テレビの水卜麻美アナウンサー(37)が、6月1日付でアナウンス部の管理職に昇進することが話題になっている。水卜アナは現在主任だが、新たに導入される人事労務制度に伴いチーフスペシャリストに就任。同局の現在の管理職では最年少での抜てきとなる。 【次の朝も早いけど…】すごい…〝仕事終わりの一杯〟のために足を急がせる宮司愛海アナ 石澤顕社長は5月27日の定例会見にて、「これまでの活躍ぶりにふさわしい評価、階級を担ってもらうということ。これからもより彼女ならではのハツラツとした活躍をしてもらえたら」とさらなる活躍を期待するコメントを出した。 そんな中で同局の尾崎里紗アナウンサー(31)が5月19日、自身のインスタグラムを更新し、6月末での退社を報告。退社後、故郷・福岡で子育てと仕事を行う意向も明かした。 「’15年に入社した尾崎アナは、身長やビジュアル、明るい性格、大食いなど水卜アナに似ているところが多く、〝ポスト・水卜アナ〟として期待されていました。しかし、こなした大きな仕事といえば、’18年秋から’22年秋に放送されていた朝の情報番組『バゲット』のMCぐらい。 ’19年に大学の同級生と結婚し、’22年末に第1子の出産を発表。昨年10月に復職したものの、日テレの女子アナとして、仕事と育児の両立はハードワークだったようで、退社を決意したようです。尾崎アナ以降、日テレではなかなか水卜アナの後継者は育っていません」(放送担当記者) 「ポスト水卜」不在に苦しむ日テレだが、〝次期エース〟に苦しんでいる状況は他局も似たようなものなのだという。 「TBSは相変わらず、江藤愛アナ(38)だけが忙し過ぎるのが目立ちます。テレビ朝日は、水卜アナ同様に毎年恒例の『好きな女性アナウンサーランキング』で5連覇し殿堂入りした弘中綾香アナ(33)が大活躍。結婚・出産・産休を経て復帰したものの、今後の仕事量は確実に減るでしょう。 民放各局全般に言えることですが、情報番組・ニュース番組・バラエティのキャスターやMCなどの〝要職〟には、外部のフリーアナウンサーを起用する傾向にあります。局アナを起用すれば制作費の削減&人材育成になるのに、局の上層部がなかなか思い切った決断ができないので、大きな番組を仕切れる人材が育ちません。 だから、続々と各局の人気アナはフリーに転身してしまうのです。こんな現状では、次世代を担うエースアナの育成は困難です。そのあたりはもしかすると、現場のことを一番知っている水卜アナが管理職になって改革に着手するかもしれません」(民放キー局の編成担当者) そんな他局に比べ、視聴率は低迷してはいるものの、フジテレビはエースアナ育成に関してはなかなか順調なのだという。 「’16年4月に退社するまで、カトパンこと加藤綾子アナ(39)が絶対的エースとして君臨していましたが、あくまでもバラエティがメイン。フリー転身後、同局のニュース番組『Live News it!(現在はLive Newsイット!)』のメインキャスターを務めたものの、3年半でお役御免となりました。加藤アナからその座を継いだのが、スポーツ担当で頭角を現していた宮司愛海アナ(32)で、現在はキャスターとして着実に成長しています。 そして、宮司アナの後任でスポーツ番組に抜てきされた佐久間みなみアナ(26)は、『すぽると!』の日曜版メインキャスターを務め、今夏のパリ五輪で初の五輪キャスターにも抜てきされました。さらに、抜群の歌唱力が評価されて『すぽると!』の主題歌で歌手デビューしたり、フォトブックを発売するなど、大活躍中。報道・スポーツと分野別に大役に抜てきしたのが吉と出ているようです。バラエティや音楽番組に強い永島優美アナ(32)はまだ育休中ですが、〝明るい未来〟が見えてきた、といえるでしょう」(前出・放送担当記者) かつて「女子アナ王国」と言われたフジテレビ復活となるだろうか。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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