予想オッズはトップ。大坂なおみがWTAファイナルズ優勝候補?!
「大坂は課題をクリアしている」
同記事は「世界4位の大坂は、このチャンピオンシップに良い状態で臨む」と断言。 その理由として「東京(東レ・パンパシフィック)で決勝まで勝ち進み、さらに最近は北京(チャイナ・オープン)で準決勝に進むなど、中身のある秋を過ごし全米オープンの優勝を裏付けている。低迷と彼女の新たな評価にもがきながら3月のインディアンウェルズ(BNPパリバオープン)で優勝を勝ち取って躍進を遂げて以来、大坂(のテニス)は明らかに成熟度を増した」と記して、大坂を評価した。 ESPNで解説をする1978年の全米準Vでダブルスでは4大大会すべてで優勝経験のあるパム・シュライバー氏も、「大坂は、自分に対してより高い課題を設定しているようで、今のところ、彼女はそれをクリアしてきている。東京での彼女のプレーを見ていてそれを強く感じることができた」と、進化を続ける大坂を絶賛した。 記事は「大坂の自信は高まっているはずだ。けがもなく、まだ21歳。シーズン終盤の疲れもなく、シンガポールで不安となる要素はない」と、死角が見当たらないことを強調。 「大会の舞台には強豪がそろい、過去にグランドスラムを制したことのある選手として、ウォズニアッキ、ケルバー、スティーブンス、クビトバの4人がいる。だが、ボールを強打する大坂は、インドアのハードコートを好む。何か大きな問題が大坂を邪魔するようなことはなさそうだ。もし何か問題があれば大坂を奮い立たせるかもしれない」と予想。 次にライバルとの対戦成績を並べた。 記事によると、大坂は今シーズン、トップ10選手に対して3勝7敗。2018年のグランドスラム覇者との対戦成績では、ケルバーが1勝、ハレプは2勝1敗だが欠場する。全豪オープン覇者のウォズニアッキと大坂は今年対戦がないが、通算対戦成績では2勝0敗。スティーブンスとクビトバも今年は大坂と対戦していない。 「メジャー大会の優勝がないスビトリナが大坂にとって最大の壁となるかもしれない。スビトリナは対戦成績で3勝2敗とリードし、今年行われた最近の2試合で勝利している。彼女の堅実で実質的なプレーは、大坂のような強打の選手にとってしばしば問題となる」と、大坂の要注意選手として、スビトリナの名前を挙げているが、その難敵は、幸いにも大坂とは別のB組に入った。 記事は最後に「強敵が揃ったWTAファイナルズでは誰が勝っても不思議ではないが、大坂の勝利と並ぶほど妥当なものは他にないだろう」と、大坂の優勝に太鼓判を押した。