160センチ70キロ琴元村が初勝利 入門を後押ししてくれた秀ノ山親方に「恩返ししたかった」
◆大相撲 ▽夏場所4日目(15日、東京・両国国技館) 前相撲が行われ、身長160センチ70キロの琴元村(佐渡ケ嶽)が、山田(二所ノ関)を破って初勝利を挙げた。素早い動きで相手をかく乱させる持ち味を発揮。「自分の相撲はとれたかなと思います。うれしいです」と笑顔で振り返った。 入門のきっかけとなった秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)が土俵下で見守る中での取組だった。前日のデビュー戦で敗れた後、部屋に帰って「これが大相撲の世界だから」と声をかけれ、気持ちを新たにプロ2戦目に臨んだ。「恩返ししたかった」。日頃から気にかけてアドバイスくれる秀ノ山親方に届ける1勝になった。 憧れの力士には同じ小兵で元幕内で東序二100枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)を挙げた。白鵬杯に出場した際に面識もあり、「技を見て覚えている」と目を輝かせながら語った。
報知新聞社