ヤンキースのＧ・コール投手（ロイター）

　ヤンキースのＧ・コール投手が２４日（日本時間２５日）、ドジャースタジアムでワールドシリーズ（ＷＳ）開幕前日の「メディアデー」で、取材に応じた。コールは開幕戦での先発が発表されている。 　ロサンゼルス近郊で生まれ育ったが、幼少期からヤンキースファンだったコール。大谷翔平、ベッツ、フリーマンが並ぶドジャースの１～３番の対策について失もされると「理想的には、特別な準備をする必要はない。毎試合同じように準備するのが理想。もちろん彼らの才能や実力は知っているが、それに惑わされずに準備することが重要」と話した。「投げる球一つ一つに確信を持つこと。相手が何をしてくるかは予測がつかないし、彼らがバットを振れば致命的。だから、投げる球一つ一つに全力を注ぐことが必要だ。打たれたとしても、その状況を学びの機会として捉え、成長していくことが大切だ」とコール。「彼らは確実にこのシリーズでヒットを打ってくる。それだけの実力を持っているから。結局は、自分がコントロールできることに集中して、通常通り準備し、全力を尽くすことです」とベストの投球をすることが最大の対策とした。 　コールは今季、右ひじ炎症で出遅れたものの、６月中旬に戦列復帰し、１７試合に先発して８勝５敗、防御率３・４１。シーズンが進むにつれ、調子を上げてきた。ポストシーズンでは３試合に登板し、１６１／３回で７失点（自責６）とゲームを作った。対大谷としても適任で、通算対戦成績は２０打数４安打（１本塁打）、被打率２割に抑えている。 　ヤ軍とドジャースの４３年ぶりの頂上決戦で、両リーグの本塁打王、ＭＶＰ候補の大谷、ジャッジの直接対決。開幕を目前に、現地でも大きな注目を集めている。