埼玉県の治安「数字だけ見るといい状況でない」 さいたま地検の野下智之検事正が着任会見
さいたま地検の野下智之検事正(57)が22日、着任会見を開き、「検察の役目は人々の幸せな日常生活の基盤を守ること。そのために、職員の力を最大限発揮できるよう力を尽くしていく」と抱負を述べた。 佐賀県出身。東京大法学部を卒業し、平成5年に検事に任官した。法務総合研究所研修第二部長や甲府地検検事正、高松高検次席検事などを歴任し、前職は最高検検事。 野下検事正は会見で埼玉県内の治安情勢について「数字だけを見ると、犯罪認知件数はあまりいい状況ではない」との認識を示し、「注意しながら仕事にあたっていきたい」と述べた。 埼玉県での勤務は初めて。県の印象について「豊かな自然がある一方、都市化もしていていろいろな面を持っている」と話した。