サッカー=ボーフム勝利に変更、ライター投げ込みで選手負傷 独1部
[9日 ロイター] - サッカーのドイツ1部ブンデスリーガは9日、観客が投げ込んだライターで選手が負傷したボーフム─ウニオン・ベルリン戦の結果を、1─1の引き分けから2─0でのボーフムの勝利に変更すると発表した。 昨年12月14日にウニオン・ベルリンのホームで行われたこの試合は、後半アディショナルタイムにボーフムGKパトリック・ドレウェスの頭部に観客席から投げ込まれたライターが当たって中断。負傷交代後に一旦は両クラブがピッチに戻ったが、互いに攻撃することなくドローで試合を終えていた。 ドイツ・サッカー連盟(DFB)スポーツ裁判所のステファン・オーバーホルツ委員長は「審理の結果、ボーフムGKの負傷交代の原因はベルリンの観客にあったため、DFBの法的および規則によると責任はウニオン・ベルリンにある」とし、犯罪行為に当たると厳しく非難した。 ウニオン・ベルリンはこの決定に1週間以内の申し立てが可能。同クラブの広報担当は「判決理由を文書で受け取り次第、今後の対応を決める」と述べた。 なお、試合結果の変更に関わらず、ボーフムの三好康児のレッドカードによる退場処分や、ゴール、アシストなどの結果はそのまま維持される。